私の趣味の1つは「乾物屋さんで時間を過ごすこと」。
干し椎茸、切り干し大根、様々な色や大きさの豆、北の国からやってきた厚みの違う昆布たち、何かの根っこ、元は海草なのか野菜なのか(動物だったのか)もわからない、渋い色の乾燥したものたち。
背丈より高く積み上げられて、たいていは袋にホコリをかぶっています。「静かに固く黙り込んで、きっと何年もの間、熟成を待っているのね」と、乾物たちを眺めては思います。
さて、自然の滋味がギュッと濃縮された乾物たちを家に持ち帰ったら、広口の空き瓶にストックしましょう。そして、手の届くところに置いて、料理しがてら、どんどん使う。例えば昆布の一切れでもお鍋に放り込めば、味が分厚くなりますよ。