ほっぺはタプタプ、おなかはポッコリ。
着られなくなったドレスたちがクローゼットに眠っています。
いつも「への字」の口元からは、ため息が出るばかり。
瞳はまるで「お天気の悪い空」のようです。
お城の舞踏会では、美しい貴族達のダンスを、背中を丸くして眺めるだけ。
どんなに着飾っても、お姫様は声をかけられることすらありません。
「ああ、どうしたら素敵になれるのかしら。
素敵になれたら、宝石もドレスもお人形も、なーんにもいらないのに」
お姫様は三日三晩、眠ることなく考えつづけました。
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